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日本の伝統楽器、和太鼓。この和太鼓というとても原始的な楽器を全ての人々の「健康で心豊かな生活づくり」のためにどのように活用できるのかを研究・実践・修養する機関としてNPO法人をつくり、日々活動しております。スタッフのいろいろ報告ブログです!
3月が今年もやってまいりましたね
1年たつのが本当に早い。・・・なんていっているワシはほんとオヤジ?なご報告をおひとつ。
 
先日、定期でお伺いしている保育園さんのu1.JPG
園内和太鼓発表会というのがありました
昨年からやっていることで、これまで練習してきた太鼓を
乳児から園内全員がホールに集って
その成果をたたえあう、そんな場なのですね
子どもたちは
時に、緊張した面持ちで
時に、ほこらしげに
時に、友と打つ太鼓が楽しくてたまらない
そんな表情を浮かべながら
演奏していました。
 
演目は
年中(4歳児)さんは、今年つくった
“鬼さん わだいこ”。u2.JPG
鬼さんのお話しにそって太鼓で表現していきます。
みんな見てるけど、なんで見てるの??
という顔で最後まで打っとりました。
 
年長(5歳児)さんは、横打ちの曲を11月から練習しました。
“春鼓馬”。
向こう側からとこっちからと、一緒に太鼓を打ち鳴らすことが
楽しくって仕方がない、そんな発表でした。
 
発表会自体が保育の一環という位置づけなので、
格好つける必要はまったくないのだけれども
一生懸命が形になって現れやすいのが太鼓だな、と
子どもたちの演奏をみていてつくづく思いました。u3.JPG
 
発表会が終わり、5歳児さんとの今生のわかれの会
・・・って思っているのはボクだけですわね。
歌をプレゼントしてくれる、ということだったらしく
先生が子どもたちに、
「何の曲をうたおうか?ヨシダ先生に何うたう??」
と声をかけていて、さいしょは
「1年生のうた!!」とかいっていたのだけど
「ありがとうのうた!!!」
に決定して歌ってくれたのでした。
子どもたちは、野性味をともなった、
素朴で力強い歌声をきかせてくれました。
“6年前に生まれたぼくたち~♪”というようなu4.JPG
本当に年長さんにリアルタイムの歌詞で
お世話になった人たちへ、ありがとう、そんな歌だったのね
これは はんそくやろー
曇りガラスになっていく目んたまに、困った困った
恒例の一人ひとりが書いた似顔絵渡されて
いかんいかん。結局、目から決壊。
 
たぶん、どんどん成長していく彼ら彼女らにとって
立ち止まって振り返ることはほとんどないのだろうけど
太鼓をやって残った手ごたえのようなものが
どこかで生きてくればいいなあ
 
それから、最後の今生の握手をしようとなったのだけどu5.JPG
途中から握手が、ヨシダセンセに身体ごと
ダッシュ飛込みの会になったのね!
一人の子が握手でなく、抱きつきハグをしたのをきっかけに
だんだんエスカレートしていき
最後の方の子は
5メートルぐらい真剣全速力ダッシュで
ヨシダの胸に全身大の字ダイビングしてくるという
強烈なお別れ会になった!!
いでで!!ぐぅえ!!!
ときおり息もだえつつ
そんな痛さがなんだか、嬉しい味わいでもある
3月のよき日でした。
 

春、いい季節です。

よしたく
 
 
 

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ちょっと遅い報告ですが。。。。

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先月大阪南部の幼稚園に行ってきました。
園児数が多い大規模な幼稚園で、3歳から5歳の
異年齢での和太鼓体験を30人すつぐらいの
小グループに分けての和太鼓あそび をやってきました。
 
一日4クラスを次から次へ。。子どもたちは期待の熱いまなざしで。。。。
野口は、ただただ「ガンバレ~~」 と自分に言い聞かせて
・・・・年長さんは、誇らしげに手を挙げて
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のぐちは、顔もからだも全部使って何やら訴えてます。

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さあ、やるそ!!気合を入れて!集中のなくならないうちに
(必死?)

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音を出し始めてしまえばもうこっちのペース(ホ)
 

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いやあ、楽しいお仕事でした。ほんとに 勉強になりました。
ありがとうございました。来年は、定期的にお世話になります。

のぐち

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 いやあ先日の太鼓の時間も
“苦戦 苦戦 苦戦”でした。
蒸し暑い京都。
5歳児の太鼓の時間。
一見しっかり音は出ているのですが、雰囲気がなんかしっくりしないので、
打っていた子どもの太鼓を途中で止めました。
妥協したくない、のぐちせんせいお得意の 
「ちょっとまって・・・」(沈黙)。。。。。。。。
 
“こういうの現場的にはこまるンよねえ・・・”
と保育士さんの心の声が聞こえそうですが、
見えないフリ、聞こえないフリは、
祖先が柴犬の のぐちせんせいは特技。
 
おもむろに「こんなんしてみよか」と言って突然太鼓を打ち出す。
周りの子どもが聞いていようがいまいがあまり気にしていない。
それどころか、子どもの集中力が無かろうが、
あくびをしてようが「こんなんは?」といって打ち続ける。
 
でも・・結構子どもって見ていないようで
見てるしちゃんと聞いてるんです。
「やってみよう」のひと声で、一緒に音がなればなんとなく打っている。
そうそうこのズルズル感とアバウトに繋がっている感じが大切なのよ。
と自分で自分に励ましながら、本心は結構焦ってたっけ・・・
 
子どもは、自分を好きな大人はみんな好き。
自分に一生懸命に向かってくれることが信頼の証。
私とこのクラスの子ども達は、太鼓の日、再会するとハグをして再会を確かめ合う。
いつしか自然にするようになった。このハグが、月2回しか合わない私とのへその緒。
これをし始めてから、内容で行き詰まったとき、
少々ダレダレでもブーブー言いながらでも私の「ちょっとまって」に付き合ってくれる。
 
通常の保育という観点からは、よくないことなのだと思うけれど、
和太鼓の時間は、子どもと創る生きた時間だと思っている私には、
“うまくいかない悪戦苦闘”も大切なのだ。
というより、こういう感性を使いながら、保育者の方々と共に
子どものことを精一杯考えて苦労するのは、この仕事冥利と思っている。
 
「生みの苦しみ」とはよく言ったものだ。
目の前の子ども達にとって、
周りの大人(私たち)のありったけの感性と感覚を駆使して、
“君たちにピッタリ”って思える太鼓の演目を創りたいです。
 
まだまだ苦戦の日々は続く・・・                 
 
のぐち みさお 
 
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大学生にまた指導にいってきました。

元気でしたよー

そして、とてもまっすぐに取り組んでおられて

気持ちよかったです

夏の和太鼓講習会やっています(和太鼓教育研究所主催 教師保育士講習会)
現場指導者むけですが、子どもの和太鼓に興味ある方や
ご自身が和太鼓好きな方も、ぜひここをのぞいてみてくださいね♪

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今週は、出張が多く、ほんと「めのまわるような・・・」
とはこのことかと思うような一週間でした。
おまけに自分の修論の“中間発表”も重なって。。。
さらに滅多に引かない風邪をもらって。。
熱はでるは咳はでるは最後に声まで枯れ枯れで。。
 
なんとか乗り切った!! という今日は久しぶりに身辺整理とブログ・・
「今度はノグチさんの番やで~」と宿題をもらい・・
 
 
さて、子ども達といる現場では、
毎回心が洗われるというか、風邪のしんどさなんてぶっ飛ぶような
“感動もん”の一瞬があるのですが、
今週のとある保育園では、久々に唸ってしまう言葉を聞きました。
 
6月から10月の運動会まで、
こんな太鼓をやっていきたいと思うんやけどという内容の話を
クラスのみんなとしていたときの一コマ。
 
○君:「せんせ あんな。 たいこのおとがな 
    ドーン ドーン って むねにひびいて
    むねが つぶれそうやねん。 
    のぐちせんせがやったら ひびきすぎて   
    むねがつぶれそうやねん。 わかってるか??」
 
普段はものしずかでちょっと友達よりもゆっくりペースの彼が、
みんなの前で手を挙げて 「発言」 してくれた中でのことば。
特に「ドーン ドーン」という太鼓の音の声色にリアル感があって、
ほんとうにその音が心に残ったんだなって思ったことと、
「むねがつぶれそう」といいながら
拳で自分の胸を押さえてはなしてくれた彼の感性に 
私も「胸がはりさけそうなくらい」感動したものです。
 
 
「むねがつぶれそう」・・この子は、
こういう表現をどこで聞いて覚えていたのかわからないけれど、
この子にとっては、ここの太鼓の音は、
強烈に自分の中に入ってくる直球的な音で、
受け取る身体が「痛い」のではないでしょうか。
和太鼓の種類が違って、ドーンと深くて重たいどっしりした音なら
この子の受け取る感覚も違うのかもしれません。
 
幼児さんと一緒に太鼓を打つとき、
最近気になっているのは「和太鼓の音色」です。
 
ノグチ

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年度末、
いつも和太鼓指導でお世話になっているe9117da8.jpg
大阪の保育園さんで、園内全子どもがホールに集結
4歳児さん、5歳児さんの
練習してきた太鼓を披露する
園内和太鼓発表会なるものをやりました
結構過去でありますが、写真もあるのでアップします
 
4歳児さんは、「てんぐさんの太鼓」という曲を。
うたもありーの、ふりもありーの、という曲で
ヨットットと横っ飛びするのがとても楽しそう
見ていてめちゃかわいいやーい
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10ヶ月ぐらい、月2回の指導で、1回30分の練習ですが
わあ、こんな長いのをよくここまで覚えたねー
楽しそうに打っているねーと先生も感慨深げ。
まったく詰め込んでおらず
ほとんど遊びを積み上げたような流れが曲となっとるのですね
 
そして5歳児さんは、「どんつく」。
10月までは運動会でやる演目を練習していたため、
11月から、この横打ち演目をやり始めました
夏をすぎたあたりからの、5歳児さんの爆発的な成長ぶり、9ed18f9f.jpg
伸びる勢いには目をみはるものがあり
この太鼓の練習も1回がとても内容が濃かったです
集中力、吸収力がすごいのです
今回の子どもたちが覚えていく過程は
そのプロセスがずばり“より仲がよくなる”
友と目を合わせるのが楽しい
友とどーんと音を響かせるのが楽しい
そんな感じでしたよ
一緒にやっていてうれしい気持ちがわいてきますね
それをある程度構成して発表したのですが
発表会でも、練習とまったく同じように、
楽しそうに、気持ちよさそうに打ってました。fb13d564.jpg
後から他の年齢担当の保育士さんたちが
「あの子のあんな顔つきみたの始めて!」
など、子どもたち一人一人のことを
語っておられたのですが、中には、
「よく叱られている子が、
 すごくイキイキしていてびっくり!!」
という声も多々(??)あり、
古今東西、和太鼓は、やんちゃなイキモノ達の
ウルオイの場なのであろうか
と考えてしまった。
誰かさんを含めて。。。
そう、あなたよ、あなた1feb4e83.jpg
 
園内でつくった内々のイベントだけれども
だからこそ、子どもたちものびのびしていて
はなたれコボウズ君&ちゃんたち、
そして先生たち、みんなで
“育ってきたことを寿ぐ”
そんな場だったなあと思ったのでした
 
最後に5歳児さんから、来年から太鼓をする3歳児さんに
バチ贈呈式。
うれしそうねー。96ef98b1.jpg
いよいよ太鼓ができる年になったのですね
それからなんと、ヨシダにも!
5歳児さんからプレゼント!!
これは予期していなかったので、びっくらこいた
よせ絵!です
涙涙なヨシタクでした 

ヨシダ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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