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日本の伝統楽器、和太鼓。この和太鼓というとても原始的な楽器を全ての人々の「健康で心豊かな生活づくり」のためにどのように活用できるのかを研究・実践・修養する機関としてNPO法人をつくり、日々活動しております。スタッフのいろいろ報告ブログです!
昨年末に行ってきた南インドはポンディチリーにある
オーロビンド・アーシュラム(Aurobindo Ashram)の学校見学と
和太鼓の演奏・ワークショップを行ったときの写真や動画を
向こうの高校生がとってくれていて
そのデータが手元に届きました
大きなカメラでとってくれていたのでなかなか画像が美しい。
写真を数点アップしますっ

  ・・・ちなみにそのときの報告はこちら
   「インド学校訪問記その1」
   「インド学校訪問記その2」
   「インド学校訪問記その3」

時は昨年の12月24日。
クリスマスイヴなのだけれど
南国だからとーっても明るいのだな

 
5a13da91.jpeg ワークショップで
 
 高校生女子ですね

 笑顔がすてき



372435ab.jpeg 3人でたたいてます
 
 向こうのお兄さんも高校生

 筋肉むきむきなのに

 一番音が小さいと皆からわーわー

3169ba6b.jpeg これは中学生女子ぐらいかな
 
 楽しそうに打っていました

 みんな打ちたがって

 たいへん!

1bf4c826.jpeg 締太鼓もなかったので

 前で応援

 その後ろはギャラリーたくさん



5f80eb9b.jpeg 最後はやぐら打ちで終わり

 でも台がなかったので

 机の上に置いて2人がかりで押さえて

 打ちました。うるさかっただろうな 


それにしても・・・ですね
 
訪問してきた2つの学校が、
実はかなり有名な哲学者(思想家)が
つくった学校であったことが
こっちに帰ってから判明。
もっと調べてから行けばよかった・・・
 
ひとつめの学校
この写真のオーロビンド・アーシュラムをつくったのが
オーロビンド・ゴーシュ(Sri Aurobindo Ghose)と
その妻(協力者?)のミラ・リチャード(通称マザー)。

もうひとつの学校「RISHI VALLEY SCHOOL」を
つくったのはジッドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)。
 
どちらもボクのようなまったくの勉強不足の者が
彼らの哲学について説明できるわけもなく
何とも言いようがありませんが
教育に関して言うと
子どもの自主的、自立(自律)的なものを尊重するというのが
キーワードとしてあるような気がします
 
兎にも角にも
相当につきつめて考えて
それを実践する
そして学校をつくってしまう
それが大きな街にとけこみ
地域の人々がその学校運営に
有償・無償、さまざまな大きな力として
携わっているというのは
あまり日本にみられないように思うので
やはり興味深いですよね
 
よしたく

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天満橋の教室に通っていただいているOさんは
地車囃子・・・だんじりばやしと読むのですね
の太鼓の名手。
 
何回か見せてもらったことがあるのですが
普段とても温和で力持ち♪
っという非常に気のやさしい方なのに
太鼓に向かって打ち始めると
天から「太鼓の神様」が降りてくるのか!?96d07fdb.jpeg
何かに取りつかれたかのように
ほとばしる情熱、
バチはうなりをあげ
怒涛のごとく、大阪のだんじり特有
太鼓リズムが繰り広げられます
 
そのOさんが地元で
だんじり囃子の保存会を立ち上げられて
子どもたちの教室を始められたとのこと。
ぜひ見せてほしい!
と見学にお伺いしてきました。
 
以前から、大阪市平野区を中心に
だんじりの研究と普及をされているMさんにも
「一度ヨシダ先生、みにきてください」12aab3f8.jpeg
と誘われていたこともあり
この保存会の指導にも来られているとのことだったので
現場の仕事がちょうどなかったこともあり
一石二鳥だぁっと、厚かましくお邪魔したのですね
 
ちょっと時間に遅れていったら、
すでにドンガラドンガラ始まっていました
 
よく見たら幼児のような子も多数。
幼児や低学年は、半分わけがわからんような?顔をしつつ
“門前の小僧”ではありませんが
それでも高学年の子たちや
指導しているOさんMさんのやっている手つきを
真似してやっていました
だんじりで使う本当の鐘の大きさより
子どもの顔の大きさのほうが3b10286a.jpeg
断然ちっこい!ちょっとほほえましい
写真・指導しているのがOさんで
その奥の子どもがまさにそう→
 
一日地車を引いて回るときに
ずっとはやし続けるお囃子なので
途切れなくずっとリズムのうねりは続きます
まだまだ練習し始めたばかりだから
ひとりひとりはおぼつかない手つきなのだけれども
大勢で鳴らしていると
全体的にそれらしいうねりが生み出され
それが10分ほど、続いていきます
独特の鐘の響きが気持ちよくもあり
室内で3個も鐘を鳴らしているから
耳が少しキンキンもしますf941c751.jpeg
 
こんな練習を続けていたら、たぶん
知らず知らずのうちに
太鼓のリズムが身体に入っていくでしょうね
 
子どもの指導が終わってから
ボクも少し稽古つけてもらいました
今まで大阪のだんじりばやしって
アーフタクトと思っていたのですが
ちがう!のですね
ズンズグ ズンズグ ズッガン ガンズグ
というのがベースの2拍子系のようです
(・・・ホントはこんな口ショウガじゃないと思います
   勝手に書いております・・・)
アーフタクトだと思って勝手に解釈していたので
そこからなかなか抜けきらない・・・
 
いろいろ興味深い指導見学でした!
またお伺いして勉強・研修したいですね
 
よしたく
 
 
ちょっと インフォメーション ↓
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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4月、新年度スタートしましたね!
しかし、この間のご報告できていなかったことを
遡ってご報告いたします。
 
3月28日に、「水都大阪2009」の川開き式典が天満橋横の船着場であり
和太鼓教育研究所はこども和太鼓出演協力という形で関わらせていただき
そこに、京都市子ども和太鼓チームの“どんつく”さんとa246a093.jpeg
守口市の寺内さくら保育園さんに演奏をしていただきました。
 
屋外でのイベントで、前日まで雨が降っていたので
天候が心配でしたが
その日はちゃーんと晴れてくれて
さくら保育園の子達は11時30分からの演奏1回を
どんつくさんは11時からと11時30分から2回の演奏
それぞれ船着場の2箇所で無事挙行されたのでした
 
桟橋ということは、要するに
川の上に歩けるように鉄板が敷かれているだけなので
ぴゅーと川下から吹きあがってくる風が
非常に冷たい中での演奏でした
 
でも子どもたちは元気でしたねー076b5a36.jpeg
 
ただ、どんつくの子たちはボクもちょこちょこ見させてもらっているので
むむー。○○君は今日ちょっと寝ぼけぎみ??
んんー。△△ちゃんは曲の構成をわすれちまってる??
とか若干の演奏中の子どもが故の事情というものも
見え隠れしないではなかったのですが
まあそれはそれでゴアイキョー!?というわけでもあり
とにかく川のつべたい風の中、半ズボンいっちょで 
どっんつっく どっんつっく やっとることに
そしてそれを見守っていることに(?)
意味があーる そうであーる
と思ってみておりました
 
2回目の演奏時には、太鼓の音の中063b6441.jpeg
大阪市長や大阪府知事が船で到着する
という段取りが、なかなか船が付かず
さくら保育園の戦隊ものカラーのちびっ子元気太鼓や
どんつく演奏が終わってしまいそうになったのですが
着くまで演奏をし続けるというミッションを
のぐちセンセの「あと8かい くりかえし!!」という
終わり間際のドデカ声指示を何度も繰り返し
リピートしまくりで難局を乗り切りました。
たぶん子どもたちも、
橋本知事 はよ きてーなー
と思ってたたいていたことでしょう。
 
そしてセレモニーは無事終わり、
青い風船と白い風船が
寒気ともなう青い春空にa10f4424.jpeg
ぱっと美しく飛び去り、閉幕したのでした
 
演奏者の子どもたちは
その後、またしても
ゲンキンにも、演奏中よりゲンキ!な声をあげて
船に乗せてもらったのでした
 
撤収を手伝ってくれた
楽座メンバーのK村さん、H木さん、U田さん
ありがとうございましたー♪
 
よしたく

 
 
P.S 終わった後、大阪府を和太鼓で元気にしませんか!!a727abeb.jpeg
という企画書を橋本知事にわたしてきました
企画書というにはあまりに抽象的で稚拙な内容だったのですが
和太鼓教育研究所のノウハウを使って、行政に協力できる内容を
できるだけお金をかけないでできることという観点から
3つほど文書にして提案させてもらいました
出店をめぐっていた知事にお会いして企画書を渡し
「ボク、知事によく似ているといわれるんです」
と厚かましく言うと
へっ??という顔をされた後
「大阪を元気にしましょう」と笑顔で握手してもらって帰ってきました
企画書がその後どうなったかというと・・・。。。
たぶんどうにもならないのでしょうが
ま、アクションを起こしていくことにまずは意味があるということで・・・
 
 
 

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3月8日の日曜日は、f0febb4d.jpeg
どんつくさんの卒団記念&
15周年記念ライブということで
京都の子ども文化会館大ホールへ
助っ人に行ってきました。
 
 
毎年この時期にライブをされているのですが
今回は創設から15周年ということで
大きなホールを借りて公演をやろう!と
かなり大掛かりに準備をされての当日だったのでした870e63a5.jpeg
 
 
自治体や大きな組織に支えられているわけではなく
地域の自主的な団体として運営されてきた15年。
それだけでも、とても価値あるものであったということ
それに加えて、大きなホール公演ということで
たくさんの法人や個人の方から協賛を集められたことも
単に和太鼓が好きな人の集まりということにおさまらない
社会的に意義深い存在としての和太鼓チームであることを
内外に知らしめるライブだったのでは・・・と思いました
 
 
ライブの内容自体は、相変わらずといいますか210a2a33.jpeg
欲深いといいますか、腹十二分目といいますか、
てんこもり!といいますか
某ハンバーガー屋のクォーターパウンダー5段重ね的な
徹底的に、圧倒的に、太鼓を打って打って打ち尽くす!!
そんな公演でございましたよ
サポートをさせていただいている私も
太鼓の転換にこれだけ大汗かいて走り回るのも
まあめずらしい。
 
舞台袖でゆっくり演奏をきけたもんじゃないのは当然至極。
とにかく次の転換を、転換要員の団員父ちゃん3名さんと124d311b.jpeg
舞台袖、どかどか大音量の横で
薄明かりの中、頭を寄せつつ
「そしたら4つずつね!分担はこのとーり!!」
とか大声で打ち合わせしつつ
移動につぐ移動を必死で遂行しておりました
なんとか時間内に終わってほっ
演奏内容については、すばらしいのはわかっているので(!?)
黒子に徹したライブでありました
 
 
今回、子どもたちの演奏も86ebd948.jpeg
大人チームの演奏も
いずれも力みなぎる、すばらしい、楽しい演奏だったのですが
とりわけ感じるものがあったのは
元どんつく団員の三宅太鼓でした
 
15年周年というだけあって
当時小学生だった子達も、
みんないい若者になっているわけであり
そういうお兄ちゃんお姉ちゃんが
世代を超えて、太鼓を打ちにかけつけて来てくれたわけであります
現在ほとんどの皆さんが、日ごろ和太鼓を打っていないそうですが
“昔とった杵柄”でもあり758a0e54.jpeg
若者特有のバネのある、みずみずしい力を
如何なく太鼓にぶつけていて
すがすがしい、気持ちのいい演奏でした。
 
演奏の後、彼・彼女らはこんなコメントをしていました。
「どんつくというチームを、50年後、100年後まで残してほしい」
なんか、ぐぐっと沁みましたね。
つくづく、どんつくさんの活動が
原谷という地域に根ざしたものであったこと
そして、たくさんの子どもたちの育ちに7a7019d1.jpeg
関わってきた活動であったこと
さらに、それが15年間という長きに渡り
途切れることなく続けられてきたことを
物語っているなと思いました。
 
協賛のこと、元団員生の言葉、
それぞれに共通しているのは
どんつくさんの活動が
地域に根付き、地域にひろがり、
連続性をもった取り組みであったということであり
硬い表現になるかもしれませんが3faaf9f3.jpeg
なぜか自然と心に浮かび上がってきました言葉は
・・・“文化”という言葉でした
 
太鼓がキーワードであるけれども、決して太鼓だけでない
人と人がつながり、つくりあげてきた大切なもの
それは文化と呼べるものではないのか・・・。
地域と、そしてそこに暮らす人々に皆が愛情をもち
自分たちの故郷に誇りを感じる若者たちの姿。
 
コミュニティーづくりのひとつのモデルとして
もっと公にその実践紹介をしていってもよいのではないのかなあと4ba5f1ba.jpeg
感じずにはいられない、今回のライブでした
 
 
どんつく15周年ライブ
公演大成功、本当におめでとうございました
 
 
吉田拓也

 

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京都市北部、金閣寺の裏山のさらにむこうに
原谷という地域があります
そこで年がら年中「どんつく どんどんつく♪」と太鼓を打ち込む、子どもと大人がいる
その名も「どんつく」さんという和太鼓チーム。
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私たちも非常にお世話になり、親しくしてもらっているのですが
今回、その大人チーム限定!のライブをされたのですね
 
そもそも先に子どもチームが誕生してから
やっぱ保護者もやりたいやないかーい 
という当然の流れともいうべき?発足の過程を経て
子ども団員に負けず劣らず熱心に練習をされてきた日々があり
で、今回のライブ決行!となったのでした
 
ボクはほとんど客席で見せていただいたのだけれど
それにしても随所に遊び心満載でなかなかにタノシ&オモシロかった
このパンフの右上図も、日ごろは子どもの絵なんだけど
大人団員ムードメーカー「K氏」の似顔絵に代わっていたりして・・・
 97f073f2.jpeg
パンフに折り込まれている団員プロフィも遊びまくり
これ読むだけでズイブン楽しめちゃうのだけれども
裏方スタッフをされているJさん旦那“ナベトシ”さん文章に
一人くっくっときてしまった (以下ちょっと引用させてくださいね)
「京都に生まれ、京都育ち
 原谷に移り住み、和太鼓に出会う
 釣りを生涯の楽しみにして過ごしてはいたが、
 自分以外の家族すべてがどんつく団員に・・・
 その結果、流れに流され裏方スタッフをして
 時には運転手、時には舞台作業で職人に・・・」6d2e7c7b.jpeg
 
公演の方も、途中からコスチュームチェンジ
霜月だけどもうクリスマスだっ!とサンタさんで太鼓をたたく
日ごろは子どもの曲の“どんつく子どもばやし”という演目を
子どもになりきって“どんつく大人ばやし”!?
・・・いつも子どものを見慣れているから、
すっ飛び上がったり、横へぴょん移動したりの身のこなしが、
ワンテンポ重量感を感じるのは気のせい??・・・ではない・・・わね

あらためてこうして練習してきた曲を流してみると55baf1c9.jpeg
たくさんレパートリーがあるなあ
それを団員全員が
ほぼ全曲総出演するという
みんな太鼓すっきゃな~ 子ども以上に。と思いましたね
(“楽座”のみなさんは知っている方もおられますね→)

とにかく、自分たちがしたいことをしたいだけ
存分に遊んでおられました

でも決して、観客を忘れることなく
初々しさの中にも4cb29794.jpeg
「自分たちの楽しさ=観客の楽しさ」となるように
心配りされた演出・演奏であったように思います

遊び心と、“子ども心”満載の楽しいライブ、
公演ご成功おめでとうございました!
 
今回の公演をステップにぜひ、またやってくださいね!

あ、というよりも今度は、どんつく15周年記念ライブが3月8日に
京都こども文化会館大ホールです
a1880705.jpeg
わたしたちも、多くの方たちに、
和太鼓を通して、多くの家族がともに育ちあい
そしてひとつのコミュニティが豊かになっていっている
原谷“どんつく”さんの実践を、ご紹介していきたいと思っています。

 
よしたく
 
 
 
 
 

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