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日本の伝統楽器、和太鼓。この和太鼓というとても原始的な楽器を全ての人々の「健康で心豊かな生活づくり」のためにどのように活用できるのかを研究・実践・修養する機関としてNPO法人をつくり、日々活動しております。スタッフのいろいろ報告ブログです!
公立高校先生方の研究会に
高等学校教育研究会音楽部会というのがあります。
その兵庫県の部会の研究授業で
私たち和太鼓教育研究所が一時間の授業をさせてもらい
その後、それを受けて研究者が理論・方法論を講演するという研究会が
先日の木曜日にありました。
 
会の名は“兵庫県高等学校教育研究会音楽部会”というのですが、
                   ・・・んーすばやくかまないでいってみ
先生方が方々から約50名ほど集まってこられて
見ておられる中、高校1年生の子たちに
「和太鼓を使って他者とこころのふれあいを体験する」
というようなことを主眼とした授業をやりました。
 
授業のあとの講演が
兵庫教育大学の客員准教授・田畑八郎先生による
「音楽の授業で育む心の知性」というテーマだったのですね
 
高校生の授業はわたしたちもたまにさせてもらっていることなので
今回は指導案づくりから野口先生がメインで準備し、
私はサブでたまに生徒たちに混ざりながら0edb62fe.jpeg
1時間完結型のメニューを
より仲間を意識するようなプログラムでやりました
反応のいい子たちが多くて
おおー とか きゃきゃ という歓声に始まり 
徐々に目をきらきらさせて
徐々に動きがダイナミックになって
あっという間に1時間がすぎました
最後に感想を2人の生徒が話してくれたのですが
「みんなすっごい盛り上がって楽しかった!!」
と、コトバ数は少ないけれど、
その奥にある気持ちを感じさせるような身振り手振りとともに語ってくれました。
 
午後からの田畑先生の話しは、今のボクの研究とリンクすることが多々あり
非常に勉強になったのですが
一方で、高校教育の音楽科という分野でni.jpg
今後、「こころを育てる」というねらいで組み立てた
和太鼓学習が効果的である、ということを
真剣に考案し、提案していけるのではないかと感じました。
であるからこそ、そのための研究と、実践を
積み重ねてみたいと思いました。
 
高校の音楽で和太鼓を
これから取り組みたいと考えているせんせい!
ぜひ私たちにヒトコトお声かけください!!
 
今回はちょっとまじめなブログでした
 
次回は本日あった、どんつく大人チームさんたちの
ライブについてかきま~す(きょうじゃないんかい!ってつっこまないでね)
 
よしだ
 
 
 

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2008/03/02 日記

高校の授業を3回させてもらった・・・という話の
最終章を書いていませんでした
この2週間ほど、いろいろ立て込んでおりまして
あっちゃこっちゃ走り回ってて書けんかったのです

授業ラストの3回目も、1回目と同じく月曜日の一限目でした。
なにせ先週の月曜日のことなのでうろ覚えだなぁ、と思ってたけれど
授業のビデオ撮影していたのを
そういやぁ、DVDに落としていなかった と
そのダビングを並行しつつ、授業ブログを今日は書くのだ
せやけど、オレってなんで指導中
こんなにジェスチャー多いんだ!?
自分をヨコメで見つつ、自分がこっぱずかしーぃ  うは


とにかく、目に見えるような反応があまり感じられない、な?
とまあ、そんな生徒さんたちだったので
パフォーマンス性やフリの大きさ等に
重点をおくのでなくて
打つことの課題をたくさん盛り込み
それをこなす中で、何かしら感じたりしてくれればよいなぁ
と3回目もテンション高く(ボクだけ、ね いつもどおり?ね)
いったわけです。


研究という意味合いもあるので、
曲の中にできるだけ他者を意識したり、
感じたりする場面をつくろうとやっておったのですが
途中まで、いつもの太鼓指導の時と同じく
合いの手声を張り上げていたのですが
案外、太鼓の音そのものを、高校生がよく聞いている感じがして
太鼓の音同士、しっかり聞きあうことも
他者を感じる一つだなと、
途中からあまり声を出さないでおこうと変更。
そしたら小さい音なんかは特に
集中して、よく合ってるやん!
今のこの子達にとって
声かけはほどほどに
太鼓の音のみで感じあうことの方が
よっぽど“ストレート”なのかもしれないなー
そんなこともちょっと思いました

最後は、クラスの半々に分かれて
成果発表会をしました。

最後まで、表に出さない表現者たちだったけれど
帰り際、自称・野球部というドカベン的男子君に
「来年も太鼓しにきてくださいねー」
と言われて、少しは感じるものあったかな??
とちょっと嬉しくなりました


この反応の薄さは朝飯くってないんか?
それとも体温がもともと低いんか??
などなど身体的な側面から、
これまでの育ち、友達関係等々の心理的側面まで
「なんでだろ?」と考えることが多かった今回の授業でした。

彼らへの質問結果を、明日分析かけてみようと思います。

ヨシダ

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2008/02/17 日記
2回目の授業がやってきた!
1回目の授業が終わった後、
今回はじめる前に考えていたプランを
見直しせざるを得なかったのでした。

他者を意識する、
または他者との関係性をしっかり感じることを
主眼においてプランを作っていたのですが
そのプランは太鼓のパフォーマンスの部分に
重きを置いた内容だったのですね
それが、1回目の授業で、
手をあげたり、足を開いたり
声を出したり、バチの振り上げに表現をつけたりという
動きの部分に、高校生のみなさんから
非常にある種の“抵抗”を感じたので
その部分はカーット!
変わりに、あまり抵抗を示さなかった、
音で表現する部分のみで
プランを作り変えたのでした。

でも、3人で打つことの面白さだったり
大勢で打つことの面白さだったり、、、
という要素も必ず味わえるはずだとも思い
曲の構成の中には、そういった
ゲーム的要素も入れ込んでいきました

授業が始まり、最初の20分ぐらいは
やはりヒキ気味な空気がでてるな・・・
ものすっごい寒気(カンキ)がきている
大雪の日ですよ
太鼓授業している視聴覚室も
じゅうぶん、うう さぶっい 反応やー

でも、3人で打つ、大勢で打つ
そういう自分以外のヒトを感じやすい内容に入っていったとき
徐々に顔が変わってきた!
ナマの表情が出てくる、出てくる。
よし よし よーし
「うわっ」とか「わぁっ」とか
時おり、反応している声も聞こえる。
気持ちに動きが出てきている証拠、といえるかも

そんなこんなで、また2時間目もあっという間に終わったのでした

教師(指導者)から、“ カタチ を やらされる ”
ということに、
この子たちはかなり敏感に反応する・・・ということかな?
または
集団の中で目立つことで、不快な体験を受けてきたのかな?
そんなことを感じました。

もし、そういうことなのだとすれば、
今回の和太鼓体験学習で、
少しでも
引かないで、のびのびやることの楽しさや
たくさんの人と一緒につくる楽しさを味わって
たぶんこれまでに味わったことがないということではないんだろうし
『楽しさの“強化”』になれば
と思って明日の最終回、
シマッテイコウ!と思います。
 
ヨシダ




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