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日本の伝統楽器、和太鼓。この和太鼓というとても原始的な楽器を全ての人々の「健康で心豊かな生活づくり」のためにどのように活用できるのかを研究・実践・修養する機関としてNPO法人をつくり、日々活動しております。スタッフのいろいろ報告ブログです!
関西テレビでこの土曜日に、
ヨシダがほんのちょっぴり出る?やもしれません
番組名は「ナンボDEなんぼ」で、
土曜日昼1時からの2時間スペシャルに
「男の生き様を学べ!?」みたいなテーマだから
和太鼓を打ってほしい・・・プライドの高田みたいに・・・
という依頼があり、
プライドみたいにはできませんでー!と言いつつ
収録にいってまいりました。
スタジオに行ったはずが
他の収録とブッキング!しており
実際に撮ったのは、テレビ局前ビルの地下倉庫。
 
うだるような気温と湿度
床や棚にはモノが散乱
加えてビミョーな香りが漂う中
やぐら横打ちの映像
30秒一本勝負を何セットかやってまいりました。
もちろん汗だく也。
(読みはアセダクナリ…またのヨミを汗拓也ともいう)
 
「男」だから和太鼓!というのは
今のご時勢、実かなり安直な発想なのですよぅ
と思いつつ、とりあえずドカドカ一人打ってきました。c7d25929.jpeg
 
後ろの切り抜き照明は
わかりにくいけど「男」の文字・・・わかりやすっ
 
暗いからわからないけど
周囲はほんまに倉庫です
現地ADさんに、とりあえずぱちりとやっていただきました。
 
さて、カットされてなきゃいいんだけれども。
どうぞお手すきで気がむいた方は番組冒頭あたりをチェックしてみてください
 
 
ヨシダ 
 

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2月末から3月にかけての活動ご報告を

おくればせながら

ちょびちょびレポートします!

遅くなり申して。。。

 

大阪府のとある小学校6年生の音楽授業で

10月から2月まで5ヶ月間かけて

和太鼓に取り組むという学校があります。

そこの先生が、私たちの夏の和太鼓講習に毎年きていただいており

それならば!と、この期間、

ボクの研究のある部分をお願いしていたのです

2月末の週が、その練習の成果を保護者の方々に発表する

発表会だというので、見せていただきに行って参りました。

2クラスあって、そのうちの1クラスは、

3年前にボクがつくった「疾風迅雷」で

それはそれで嬉しくないわけではないけれども

とてもタマシイが入った演奏で、そのことが、すごく胸に来ましたね

 

和太鼓のほかに、群読と、リコーダー、器楽合奏の発表もあり

久々に感動の嵐のヨシタクでした

 

なぜに感動かというとe2d8347fjpeg

ほんとうに まっすぐな声

ほんとうに まっすぐな姿勢

まっすぐな気持ちで演奏するからこその

トリハダトリハダトリハダでした。

よかったー。。。

 

太鼓の演奏ももちろんよかったんだけれど

ボクは和太鼓のあとの、2クラス合同の

“群読”にやられました

 

憲法前文をみんなでバトンタッチしながら

読み上げていくのだけれど

なんか聞いているうちに

こみ上げてきてうるうるきてしまったのね

おいおいおい こらこら

ワシこの子らの保護者ちゃうっちゅうねん

と思いつつも、なんやろこの気持ち

前文の端々にこめられている、人間社会への理想というような部分が

何か、小学生の子どもたちの「心」と

とてもリンクしているところがあるからなんかな

琴線にふれるとはこのことか

何度も目がやばかったです

 

 

そんな発表会のあと

2月末日、伊丹の和太鼓サークルさんで

練習あり。

みなさんからみたら、もうボクなんか  cce68b79jpeg

ハナタレしょんたれの小坊主なのでありまして

とにかくおそれいります、であるのですが

しかしまあ、とっても皆さん熱心!で元気!!

 

パワーのおすそ分けをもらってまいりました。

この方々の演奏は、

どんぱ!4(ホームページみてね♪)でもありますよ

 

皆さん、乞うご期待!!!

ヨシダ

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一度みてみたいと思っていた
秩父の夜祭に行ってまいりました
3日本宮に合わせての夜行バス往復という強行軍ではありましたが
学ぶところ感じるところが多々ありましたね
 ・・・・今日はひさびさのブログだし、長くてごめんよー 

もちろん、舞台でプロの和太鼓集団等がやっている演目の
原点のお祭りでもあるわけですし
そういう意味での興味関心もあったのですが
なにしろ当地での『秩父屋台ばやし』というのは
“無形文化財”にも指定されているということもあり
和太鼓を単なる「和太鼓」としてみるのでなく
お祭り全体の中で、どのような目的・位置付けで太鼓が演じられ
また脈々と受け継がれてきた伝統文化の全貌そのものを
身体全体で、五感六感総動員で
触れて感じてとっくりと味わってみたい
そんな気持ちもあり
埼玉県の奥地へ秩父鉄道に揺られつつ向かったのでした。


いくつもの笠鉾と屋台(関西でいう“だんじり”ですね)が

ぎゅいーという独特の音を響かせて、
大勢の引き手に引かれ木の車輪を転がしながら
街中を練り歩いていきます
町ごとに趣向がちがう、豪華絢爛で
どこか風情のある装飾が施された屋台たちは
夜になると屋台の端々に提灯がつけられ、そこに灯がともされ
すこしひなびた秩父の街並みと、澄んだ冬空にとても調和し
美しく、そして優雅でありました

我らが太鼓ファン最大の興味関心の的であるお囃子は

どちらかというと裏方さんのように目立たずに
ウワサにたがわず
外から見えないところで打ち鳴らしているのですね


屋台がまっすぐすすんでいるときには大太鼓が
辻を曲がる時、その方向転換時には締太鼓の“玉いれ”が
屋台が動いている限り、延々と、全く途切れることなく打ち続けられます。

いわゆる舞台でのプロの演奏等で知られる
テケテケという8部リズムとはちがい
テレテッケという下打ち、ノリのお囃子なのですが
ずっと聞いてると、なんだか言葉をいっているようにも聞こえなくない
「それいっけ」「ほれいっけ」「よいさっさ」「ほいさっさ」・・・。
重たい屋台を操る引き手さん達への、
一言でかけられる言葉かけのようにも思えました

で、さらに聞き続けていると、それが
シャッフルリズム(はねるリズムのこと ― 太鼓用語ですかね)
にも聞こえてくる気がしたのですね

で、さらにさらに注意深く聞き続けていると

テレテッケが、「テレテッケ」ではなく
「ケテレテッ」「ケテレテッ」 と 
左手からのリズムのように聞こえてくるのはボクだけだろうか・・・
そんなことを思いながら太鼓の音の渦の中にまみれていました。
もちろん、頭で理解する時
また現地の伝承法は「テレテッケ」とテからスタートするのでしょうが
左の「ケ」が非常に味噌であるのだな、と改めて思った次第であります


ビデオを撮ったり写真を撮ったりして
日がとっぷりと暮れた街のはずれを歩いていたら
また太鼓囃子が聞こえるなあと近寄っていくと・・・
なんと小学生ぐらいの子ども達が公民館の前で太鼓を置き
控えめに観客用のパイプイスを4脚並べ
誰に見せるでもなく、ここでも!お囃子を打ち鳴らしていたのでした

なんだかワクワクするなあと思いながら、

子ども達が元気にお囃子を演奏している様を時間がたつのも忘れて
しばし眺めていました。

3年生ぐらいのちびっこい女の子が腕をぶんぶん振り回して大波を打ち
そのヨコでちょっぴりでぶっちょ大柄な男の子が締太鼓をテンテケ打って
なんだかデコボコずっこけお囃子団的な感じで
とてもほのぼの楽しげな、それでいて躍動感のある演奏でした
締太鼓の3基は、子ども達がならんで座ったら
ひじが擦れ合うほど至近距離で
そんなところも微笑ましい
とにかく、当地のお囃子は元々が屋台曳き回しの一部であるということから
終わりがなかなかこないのね
子ども達も、延々と、ただひたすらに、夢中に、
思い思いに役回りを変えながら、ドロロロンと打っていました
先生?保護者?児童館の職員??というような大人の方が数名
チャンチキを打ったり、周囲にいたりしましたが
決して出しゃばらず、脇でそっとサポートしている姿も
感じるものがありました

『伝統芸能』、『地域文化の伝承』、等々
するっと簡単に言ってしまえる言葉ではありますが
あの子ども達の演奏が
その言葉そのままに実践しているような
端的に物語っていたように思うのです

地にしっかりと根付いているということが伺える落ち着きと
評価をされることよりも、まず自分たちが誇りを持って
気持ちよく演じているという様は
結果的に、ボクのような外から来たものが見てもとても心地よく
そしてある意味とてもうらやましく
素敵な響きであるなあと思ったのでした

その他いろいろてんこ盛りに思ったことはあるのですが
長くなるのでこのへんで → ってもうじゅうぶんながいっ!

舞台での太鼓もいいですが
楽しんだ者勝ち!という祭りの場での太鼓のよさを
あらためて胸の深いところでふくらませた秩父行きでした

ヨシダ

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