10月の第3土日は、私の第2の故郷でもある通称“はらだに” の祭りです。
いつもお世話になっている「どんつく」のみんなの住む町でもあります。
この祭りで、ずっと大切に守られていることがあります。
それは、祭りの場を通して、地域の子ども達を地域の大人でしっかり育てていこうということです。
その中のひとつ。宵宮で行われる、
地元金閣小学校の4年生の運動会での演技の披露。
10年ほど前、その年の4年生が運動会で演技をした
「そうらん節」の踊りが見事だったことから、
地域の方々にももう一回観てもらったらいいんではないか
という発案で、地域の人々がたくさん集まる「宵宮」で
踊ってもらいました。それが今でも引き継がれています。
狭い狭い境内にギュンギュンになって、担任の先生は
もとより原谷でない子ども達も含めて学年の半分以上の子どもたちが参加してくれます。
金閣小に赴任された先生は、不思議な?習慣があるものだと思っておられるかもしれませんねえ。
今年は、のっけから抽象的な身体表現で始まり、
ちょっとびっくり。前時代の人々が、
何やら創っているようにも見えました。
みんな照れたり、恥ずかしがって演技していません。
真剣な目でやっています。
後半、音楽が変わって、成る程と思いました。
そう世界遺産についての番組で流れているあの曲です。
みんなで世界遺産の「金閣寺」をイメージしての創作演技でした。
4色のリボンを使っての動きをグループで作っていくのですが、
この4色のリボンが自然や火や人の存在を象徴していたのかな?
なんて、勝手に解釈をしながら、ブラボー!!
自分たちの住んでいる町に誇りをもち、地域に素晴らしい文化があることを大人も子どももみんなで喜び合う・・・生きた教育があると思いました。
どんつくのみんなも4年生の演技に刺激されてか、とても張り切って太鼓を打ちました。学年ごとに1年生から6年生までソロ打ちもしました。どんな舞台で打つより(ごめんなさい)地域の人や友だちの観ている前で力一杯うつことが楽しそうにみえるのは、私だけでしょうか?知っているおばちゃんに「格好よかったで」と褒めてもらって嬉しそうにしている子ども達が印象的でした。
そして・・・
どんつくを卒業した子ども達も次々と社会人や大学生になり、顔を見せに来てくれます。
「のぐちせんせい、ぼくな、美容学校いってんねん。ほんでな、やっぱり太鼓やりたいねん」と言って、やんちゃやった子が、髭が生えてすっかり好青年になったK君が声をかけてくれました。
同級生のKさんが、地域の太鼓で頑張っているのに刺激されたんでしょうかね。
最後に私は・・・久々に会った人達とも一緒に。
みんなで、太鼓を叩いてお酒を飲んで、笑い合って。
ほんとに楽しかったです!みなさんありがとう!!!
いつも私だけ特別に「こしあん」にして下さる
会長のおはぎは絶品でした。「ごちそうさま」。
どんつくの母達の愛情溢れる「おでん」も美味しかった!!
みなさんありがとうございました。
原谷は、“私の中の余計なものを落として足らなくなったものを埋めてくれる。”
大切な私の故郷です。
のぐちみさお
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