日ごろ休・祝日関係なく仕事を入れている関係で
お盆と年末年始、GWは極力休むでぃ!
と先日休暇を頂いていたのですが、それに入る前に
いつもの習慣、自分へのご褒美の意味をこめて
本屋で小説を何冊か買って休みに突入。
今回は映画化もされた
万城目 学氏の著作
読みたいと思っていたけどスルーしてきていた
「プリンセストヨトミ」もその中に入れていたのですね
映画は見ておらず
でも映画化されるというのはゼッタイ原作が面白いはずだし
大阪で生まれて、大阪でしょっちゅう仕事をしている者として
「トヨトミ」というのは興味関心がムラムラ湧かないわけがない!のです
著者が大阪育ちということもあり
舞台となる「空堀商店街」を中心とした情景描写がとても細かい
しかも、当たり前だけど、大阪弁が全然ヘンでない。
→ たまに大阪人でない方が大阪弁を小説で書いたりしていると、
ちょっとおかしいで?これ、というのがあったりしますわね
登場人物のカラーも、おるがなおるがな、そういうおっちゃん(おばちゃん)
と親近感がわくものばかりで、
大阪を随所に感じさせてうなずく回数を増やしつつ
時事問題もちょっとからめつつ
さらにとても読みやすく
最初に打ってあった布石が後半一気にエンディングに向けて
パタパタぱたっとドミノが倒れるように小気味よく展開していき
気がつくと、えらくのめりこみ、あっという間に読んでしまいました
あーーーおもしろかった。
大阪市で和太鼓教室をやっているドーンセンターの近くに
大阪城や、大阪府庁があり、
日常よく目にする建物が物語に折り込まれているので、かなり身近なお話でありました
特に、木曜日教室のときに太鼓車を止めるのによく使っている駐車場があって
その駐車場に行く道中で見える、
大阪城公園・京橋口にあるレンガ建ての廃墟があるのですが
いったいあの建物はなんだ?といつも不思議だったのです
その建物が物語に出てきたときは
わおっ!
ソファーで寝ころび本を片手に、一人叫びましたね
ヘンなおっちゃん以外の何物でもないけれど
当人が満足だからそれで別によいのだっ
大阪人であれば、共感ポイントが相当にテンコ盛りでしょうが
大阪人でなくても、壮大なロマンと、
一方で現実日常のリアルさとのギャップの落差がうれしたのしく
笑えて、ほのぼのできるこの原作、おすすめです!
雑感をもう一つ。
昨夜のNHK番組「ワンダーワンダー」で
パタゴニアのアドベンチャーレースについてやっていたの、見ました?
すごかったねー!!!あれ。
10日ばかりを不眠不休で、過酷な大自然の中
4人チームでずっと歩き、カヤックを漕ぎ、泳ぎ、自転車で走り
いくつものチェックポイントをくぐっていくという・・・
女性がチームに一人入ることになっているのですが
その女性も、もちろん男性も、たくましかったなぁ。
まあたくましくないとできないわなぁ
10日間、ドラマの連続でしたね
女性が怪我をしているのに、周りでサポートをしてゴールに向かう状況も素敵でした
あそこまで過酷なのはとてもできそうにないけれど
トライアスロンとかフルマラソンとか、
いわゆる“鉄人レース系”にちょっぴり憧れるよしたくでありました
いつか・・・。ま、無理かな。。。でも気になるねんなー。。。
よしたく
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