この日曜日は、幾度も太鼓指導でお伺いしている
徳島県の国府支援学校・和太鼓部さんが
日本太鼓全国障がい者大会に出られるということで
兵庫は三田へ、演奏を見に行って参りました
3年前に作曲依頼をいただいて、
それから毎年、曲の部分リメイクをして、指導でお伺いしてきたのですが
徳島県で主に活動されていることから
本番演奏を見せていただくのは、実は今回が初めてだったのですね
たくさんの障がい者和太鼓団体が演奏されており
それはそれで、勉強になることが多々あったのですが
国府支援・和太鼓部さんの演奏は
強烈なインパクトのある、素晴らしい演奏でした
もちろん、ひいき目もなくはないのですが
いや、ひいき目抜いても、とてもよかった!です
・・・写真はパンフの表紙。演奏写真は撮っちゃダメだったので・・・
大会規定の演奏時間にするため、長さを大幅カットしたり
演者の台所事情と言いましょうか、原曲通りにやろうとしたときに、適材適所にはめていく作業が難しかったり
あとは、支援学校の実習の日が続き、全員が集まって練習することがなかなかできなかったり等々、
この大会に出演するまでの道のりが、大変であったとは聞いておりました。
ようやく形になったのが大会3日前だとか。
しかし、その大変さを微塵も感じさせない、あっという間の7分間。
腕のフリがシャープになっているな・・・ずいぶん打ち込んだんだなぁ
音量をぐっと絞るところ、しっかり落としきっている
シャッフルの早いテンポでの場面、とてもいい感じの早さ!
手をゆるめることなく、最後まで攻めきっている!!
見ていて、夏にお伺いしたときより
そして8月下旬にDVDで送っていただいた途中経過の時点よりも
比べ物にならないぐらいに躍動感あふれる、「魅せる演奏」でした。
見終わった時にふるえが来た!
私だけでなく、観客一同、思わず拍手喝采でした。
あとから聞くところによると、顧問のU先生曰く、
「自分たちでミーティングを開くようになってきたことが何より成長の姿」とのこと。
和太鼓演奏が、まさに自分たちの“もの”になってきているからこその、今回の出来だったのだろうと思います。
高校生らしい勢いと伸びやかさ、さまざまな成長を感じさせてくれるような素晴らしい演奏でした。
今後、11月には徳島県の高等学校文化祭での出演(来年の全国高文祭への切符がかかっているそうです)や、1月には初の主催コンサートで吹奏楽とコラボされるなど、本番公演が続くそうですが、心より応援!声援!を送りたい気持ちです。
次回の本番に向けて、集中特訓がまた始まるのでしょうが
かけがえのない高校生時代を力一杯駆け抜けて
大切な何かを、たくさんつかんでほしいと切に願っております。
よしたく
[4回]
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