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日本の伝統楽器、和太鼓。この和太鼓というとても原始的な楽器を全ての人々の「健康で心豊かな生活づくり」のためにどのように活用できるのかを研究・実践・修養する機関としてNPO法人をつくり、日々活動しております。スタッフのいろいろ報告ブログです!
「何の仕事やってるんですか?」
 そう聞かれることがあると、たまに
「太鼓の運び屋やってます」
 と半ば冗談、半分本気で答えている
最低1ヶ月に17日間、多いときは20数日
そう答えているのですね
 
コトコト運んでいて、“運搬”という視点から太鼓を見たときに
つくづく、運搬効率の悪い
運び人泣かせなブツだなぁと感じてしまう(この文だけだとやばいな)
持ちにくい
積みにくい
場所をとる
世に数多ある運送屋さんに、「運びにくい物ワースト10」とかアンケートとったら
間違いなくトップ3に入るんでないか?と思ったりもする
なんといっても、形がいびつなんだな。
(・・・太鼓を冒涜しているわけではないのですが、誤解招いたらすみません)
円柱状の形ではあるのだけれど、鼓面(皮の部分ね)の直径と
胴の中心部の直径が違うのはご存知の通り。
つまり卵型のように真ん中が太っちょなのですね。
次に1尺5寸の太鼓であっても、メーカーによって
関西の太鼓サイズと、関東のものでは胴の長さが違う。
さらには太鼓を乗せる台って、秩父屋台ばやし用台ややぐらX型台にしても
いくつかを積み重ねるとななめになっていったり、不安定な空間が生まれたりする。
 
兎にも角にも、空間がたくさん必要なのよね
大太鼓になれば、それはすごぶる顕著ですよ
太鼓の中の空間はばかにならない
3尺以上の大太鼓を海外へ運び出すとき
きっと太鼓打ちの皆さん
そう思った方もたくさんいるはず。
物流のプロなる人がみたら
“もうちょっと運びやすい形にするべし”
と言うに決まっているのだ。(勝手に決めつけちゃってます)
 
ならば、運び人にも喜ばれる“組み立て式・和太鼓”とか出来ないものか?
と思ったりもする
最近行けていないけれど、川へ遊びに行っていたときには
折りたたみ式カヌーに「ファルトボード」というのがあったなあ
ああいう感じで、面の部分が両側からかぱっと取れて
胴の部分が4つぐらいに分解できたら
ショルダーにかけて電車に乗れたりして、相当コンパクトでいいんでないか!?
サックスやトロンボーン、三味線なんかは組み立てるのが普通だしな
この際、太鼓も組み立て式、どうよ?
車も大きくなくてすむじゃん。エコだ!
 
とか想像してみたけれど、ふと思った。
組み立てに時間がかかりそうだな・・・
あんまり手間がかかると結局、搬入後の時間がかかってしまい
ワシ一人で運搬と教室やっているときに、生徒さんに影響や迷惑が出てしまうなぁ
とすれば・・・。
 
キャンプで持っていくような折りたたみイスみたいな
折りたたんでいたら薄い幅だけど
ぱちっと押し開いたら立体になって出来上がり♪
というような和太鼓、どうでしょ。
 
もう一つは、ロシア人形のマトリョーシカよろしく
2尺の太鼓の鼓面をはずしたら
1尺8寸の太鼓が出てきて
さらにその鼓面をはずしたら
1尺6寸が出てくる
中から中から、もうどんどんどんどん、小さいのが無数に・・・
こうなれば、相当な数を限られた空間で運べるはずだ!
 
そんな妄想をしながら
今日も国道を太鼓乗せてコトコト走っている
おバカなヨシタクでありました7de4ee91.jpeg
 
たぶん、太鼓の神様から見たら
けしからんヤツ!と今日あたりは
バチがあたるのだろうな(文字どおり)。
 
梅咲く季節の到来。もう3月!
 
よしたく

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