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日本の伝統楽器、和太鼓。この和太鼓というとても原始的な楽器を全ての人々の「健康で心豊かな生活づくり」のためにどのように活用できるのかを研究・実践・修養する機関としてNPO法人をつくり、日々活動しております。スタッフのいろいろ報告ブログです!
最近いくつか読みすすめている本の中で
内田樹氏著 「知に働けば蔵が建つ」
がある

時の人なので(と思う・・・)
以前から気になっていたのだけど
このたび遅ればせながら、本を手にとってみたわけですね

ブログを書籍にしたもののようだけれども
研究者でもあり、武道家でもある著者の話は
いろいろ興味深い話しが多々あります
研究の道にいる方なので、
論をすすめるときに、ある一方に話しがすすむわけではなく
考えられる両方に話しをすすめた上で
自分の考察を述べられるのが、ボクにとっては読みやすく
しかも軽い語り口なので、すっと読めるます
でも専門的な部分は、かなりかっとばしナナメ読み・・・


むむ?と気になった箇所が。

著者が合気道の練習で凝っているのが
「内臓運動感覚」(キネステジー)というもののようだ

ちょっと、むむむ、何だ何だ?と思いません?

運動するときに、内臓も運動の感覚として捉え、
そこをも意識化しつつ、身体を動かしていく・・・というようなこと・・・らしい。

身体を動かすことを必ず求められるお仕事なので
「運動」する場合に
筋肉の動かし方や、それの力の抜き方
さらにはどうイメージして身体を動かすか・・・つまりは脳からの筋肉への指令について、など
“筋肉”という文脈においては
「バチをふるう運動」の分析を行い
太鼓指導の現場などでも模索しつつ
その場その場で感じたことを生徒皆さんにお話ししてきたと思うのですね

『内臓』をも感じてバチを打ち下ろし、太鼓を打つってどんな感じ???

筆者は
「両腕を頭上にかかげるときに、
肩や肘の関節がヒンジ運動をしないようにコントロールすると、
内臓がわずかに下がるのが感じられる。人体の構造的安定を配慮すれば当然のことだ。
屋根の梁を高く上げようとするときには、磁石を重くしなければ構造物の安定は維持できない。
逆に手を下げるときは、内臓を少し巻き上げるようにすると動きはなめらかになる・・・」
と語っている。

今後は太鼓教室・指導の現場で
「みなさん、もっと胃を持ち上げて手を上げて!」なんて言う事もあるかも!?(笑)

・・・って、自分がよくわかっていないのに、言えるわけもありませんが。

一つ思ったのは、気持ちを落ち着けるとき、集中するときに
「丹田」に気を集める
などと言いますよね
ヨガや気功などで呼吸法にもあるけれど
案外、そのこととも通じることがあるのかもな・・・と思った次第です
(ちがっていたらすみません。。)
呼吸を意識的に使って太鼓を打つ、というのはこれまでも当然のようにやっていることですが
筋肉を効率よく使うための呼吸でなく、
筋肉はもちろんですが、内臓という直接関係なさそうな
目には見えないけれども、内なる重要な臓器も含めて、
すべての感覚器官を動員して、一つの運動を行う・・・
そんなことを感じつつ、太鼓の音を響かせることが出来れば
身体全身が「快」を感じ、より心もハッピーな状態が生まれるのかもしれません

要研究ですわね!

何かご意見ある方は、ぜひお声かけくださいませ♪


よしたく
 

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