レッスン開始前。
会場に到着した子は椅子の準備や太鼓移動などを
藤岡あるいは保護者の方から頼まれます。
自分から進んでやってくれる子もいれば、
時には気が進まない日があったり、
そんなお手伝いのことをまったく知らずに
毎回ギリギリにくる子も(笑)
一日学校行って部活もしての夕刻なので、
疲れている時もあれば、
お腹がすいていることもあれば、
その日した軽いケガの報告をしに来てくれる子もあれば、
ほんと状況は様々~
レッスン開始時間までのフリータイムで、
その日の子供たちのコンディションがよ~く見えるし、
講師との大事なコミュニケーションの時間でもあります。
さてそんなある日、高学年の数人が
「どん太」と呼んでいる大きな太鼓に集まり、
サントコドッコイの地打ちをする子と、
それに合わせて即興のリズムを打つ子に分かれ、
「音」を鳴らし始めました。
しばらくすると役割を交代しあって順番に…とか、
最後はユニゾンで盛り上がり~とか、
なんらかのルールを決めて、まぁ楽しそうに
まぁまぁ長い時間、打ち続けていました。
(写真はその時の様子!)
これまでも例えば私が打っているのを真似てくる子と
掛け合い風に続けて遊ぶ…ということはありました。
ルールを決めてスタートしているわけではないけど、
「おっ、8拍で交代するんやな」
「小さい音から音量上げていくんやな」と
打ちながら私の音を聞いてルールを理解し交代で打ち続ける…
みたいなことは昔に来てくれていた高学年の子と遊んで
楽しかった経験はあるのですが。
いよいよこの子たちも高学年になったのね…ということを
改めて感じ、またその楽しそうな顔が嬉しくて、
更には私がソコに入っていなくて自然発生的に勝手に
始まったことがあまりにも素敵で。
思わず写真を撮ってしまいました。
ほんと子どもってなんでも遊びにしちゃう天才~!!
そしてそこから始まったレッスンはピリッとキリッと
素晴らしい集中力だったことは言うまでもありません。
最後は保護者の方々から拍手が沸き起こったのですが、
演奏に対するものではなく、子供たちの集中力に向けた
拍手だったように感じました。
ほんとに素敵な「今」を過ごしています。
中学に上がらないでほしいぐらい(笑)です。
[13回]
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